大和生命の破綻・・・自動車保険は大丈夫かな?

サブプライムに発する金融不安の影響で日本の保険会社が破綻しました。7年ぶりの出来事です。プレスリリースにも書かれていますが、積極的な資産運用をせざる得ない状況との弁明がされています。意味不明。

生命保険契約は自動車保険とは額が違います。自動車保険の車両・対物で言えば修理代が200万・対人でも任意使用分が500万も行けば大事故です。一方生保は1件で何千万円もの保険の支払いが日常茶飯事です。自動車保険で1件で何千万円もの支払いを経験するのはベテランの支払担当者ぐらいでしょう。まあ額は違えど、生保も損保も健全に資産を運用する必要があり、リスクを取る運用の意味が分かりません。個人年金の高利回りの商品が多かったのでしょうか?

仮に自動車保険会社が破綻した場合、「損害保険契約者保護機構」があるから安心です。破綻損害保険会社の保険契約者等を保護し、保険に対する信頼性を維持することを目的として、保険業法に基づき1998年12月に当時の大蔵大臣の認可を受けて設立された法人です。また個人の自動車保険は短期契約が多いので、仮に破綻しても容易に次の会社に移れます。

大和生命プレスリリースより

【当社においては、これまでの長年の経営の中で構造的に多額の事業費が生じる財務体質にあり、積極的な資産運用によって事業費負担を填補する財務運用方針を継続して参りました。当社はかかる財務運用方針の下、超過収益獲得のためリスク・リターン・バランスを考慮しつつ、オルタナティブ資産への投資も比較的多く実施し、同財務運用方針に基づき平成17年度及び18年度においては高い運用実績を確保して参りました。

しかしながら、昨今の世界的な金融市場の混乱、信用収縮により、当社が資産運用事業のために保有していた有価証券について想定外の急速かつ深刻な価値の下落により、遺憾ながら平成20年度中間期決算は当期純損失110億4,300万円( 見込み)、会計上の債務超過額が114億9,000万円を見込むに至りました。当社は、マーケット環境の急速な悪化の中で、財務状況の改善のため、また本年4月以降は自己資本の増強を図るべく新たな投資家を募るため、あらゆる手段を尽くして参りました。

しかしながら、信用収縮の規模は予想を超えたスピードで進み、また昨今のマーケットの急速な悪化という状況下において投資家候補者との間での合意に至ることもできず、今般の大幅な資産劣化を食い止めることができませんでした。

本業の生命保険事業においては、平成19年度の保険料等収入が10年ぶりに対前年比増加となるなど順調に業績を伸ばしている中、想定外の資産劣化のために本申立を行うに至ったことは極めて遺憾ですが、当社としては保険契約者の利益を保護することが最も重要かつ重大な使命であるとの認識の下、一刻も早く再建の途を模索することが最良の策と考え、会社更生手続きの下での早期の事業の再建を図るべく、本申立を決断いたしました。】