海外市場に進出する保険会社

自動車保険のTOPの東京海上日動を参加に持つミレアホールディングスが海外の保険会社を買収しました。日本市場は少子高齢化が進み自動車保険市場が拡大する見込みはありませんので当然の流れともいえます。最近は新車登録台数も伸び悩み、元気なのは軽自動車ぐらいでしょうか?

 自動車登録台数が限界に達している中で今後自動車保険市場が伸びる要素として欠かせないのは「高級車へのシフト」です。高級車の定義は様々ですがボブの感覚としては400万円以上です。実際のところ軽自動車の保険料と比べると高級車は2倍ぐらいの保険料を稼げます。日本国内で様々な高級車が走ればドライブしていても見ていて楽しいですね。バブルの再来でもない限り難しいかなあ。

フジサンケイビジネスアイから以下引用メモ

「東京海上日動火災保険を傘下に持つミレアホールディングスは14日、英保険持ち株会社のキルンを買収し完全子会社化することで合意したと発表した。買収金額は4億4200万ポンド(約1061億円)で、日本の保険会社による海外企業のM&A(合併・買収)としては過去最大の規模となる。キルンは傘下の損害保険会社が、世界最古の保険組合として知られる英ロイズのメンバーとなっており、ミレアでは「ロイズの主要プレーヤーとしての地位を確立したい」としている。

 国内市場が少子高齢化で縮小するなか、大手生損保各社は海外事業を強化しており、M&Aもさらに活発化しそうだ。

 キルンは、英領バミューダに本拠を置く。損保子会社はロイズで保険引受規模4位の実績を持ち、火災保険などの企業向け販売を中心事業に2006年末の収入保険料は4億2900万ポンド(1030億円)。

 ロイズはメンバーが共同で大型の保険を引き受ける保険組合。個人メンバーが保険金支払いに無限責任を負うことでも有名。日本の保険会社としては三井住友海上火災保険に続く、2社目の参加となる。

 ミレア傘下の東京海上日動が英監督当局の認可などを受けた上で、バミューダに特別目的会社を設立しキルンと合併し、キルンの株主から全株を取得する。来年3月を予定する買収完了後に、取締役の過半数を派遣する予定。キルンのブランド力を生かすため社名変更は行わない。

 ◆国内保険で過去最大

 国内保険会社の海外M&Aとしてはミレアが05年にブラジル系保険会社のレアルセグロスグループを約450億円で買収したほか、三井住友海上も04年に英系保険会社のアヴィヴァを約500億円で買収しているが、今回はそれを大きく上回る。

 ミレアでは、キルン買収などでグループ全体の利益に占める海外事業の割合を05年度の6%から15年には20~25%にまで引き上げる計画だ。

 保険業界では、大手生保でも日本生命保険と第一生命保険が海外M&Aの積極化を表明。第一生命は株式会社化を決め、日本生命も株式会社の資本金に相当する基金の引き上げを打ち出すなど準備を進めている。

 生損保ともに、少子高齢化の影響で死亡保障保険と自動車保険という主力商品が低迷しており、「国内市場に頼っていては、いずれジリ貧になる」(大手損保幹部)との強い危機感が、各社を海外市場の開拓へと駆り立てている。 」

(2008年6月13日記載)