雪災害から車を守る車両保険

2014年2月8日東京に45年ぶりの大雪が降りました。自動車保険は損害保険会社の主力商品ですが、損害保険会社で安定して儲かるのは火災保険です。雪災害や地震災害と近年立て続けに異常災害が発生していますから今後保険料が上がるのが懸念されます。 大雪が発生すると交通事故が急増します。理由は簡単。路面凍結等走行条件が急激に変化するからですねえ。雪の中や翌日などはあまり運転はしたくありませんが、どうしても車で出かけないといけない時はありますねえ。 よくニュースで路面凍結で30台が玉突き追突なんて流れてますが、そんな事故に巻き込まれたら、どうすればいいんでしょうか? 高速道路で単独事故を起してる車に追突されて、そこに後続車両が追突。さらにまた追突して、自分の車が押し出されて分離帯に激突。加重損害?? 交通事故は交差責任主義です。双方に過失があれば割合分のみ賠償します。うーん考えれば考えるほど訳がわからん。

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降雪に伴う車両保険と交通事故とについて
急激・偶然・外来 自動車保険の解説で何度も説明している事ですが、急激偶然かつ外来が自動車保険を使う要件になっています。急激でない事故は自動車保険の対象になりません御注意を!
積雪は急激? 道路を走行していて、雪崩に巻き込まれたなんて事故は、当然自動車保険の対象になります。単独で巻き込まれれば自分の車両保険を使用する事になります。一方で雪がしんしんと降る中でガレージの屋根が雪の重みでしなって来て屋根が壊れて車が下敷になったなんて事故は厳密に考えると急激ではないですねえ。しかも偶然ではなく必然です・・。 保険金が下りないと言われてもしょうがない状況ではありますが、現実は契約者保護の意味もあり、車両保険は適用されます。
雪道タイムス 雪にまつわる交通事故の多くの原因は路面凍結です。雪道は滑りやすいのは周知の事実です。交通事故では通常判例タイムスと言われる判例集を元に過失相殺を行いますが、雪道の事故では俗に「雪道タイムス」とでも言いましょうか、雪道事故用の判例集を使う事があります。判例タイムスには、雪道で前の車両がスピンしてそこに後続車両が突っ込むなんてイレギュラーな判例は載っていません。自動車保険各社降雪の多い拠点ではそのような判例集が引き継がれます。
多重追突事故 通常多重追突というと3台から4台の玉突きを指します。いわゆる「おかま掘られた」事故です。相手が3台でも、自分の車両保険と相手方3台の対物保険。相手が怪我をしてしかも家族で車に乗っていたら、怪我人が5人とかなったりします。自動車保険会社の査定の人は大変ですねえ。で雪道の多重事故はこの比ではありません。しかも事故原因を把握するどころの騒ぎじゃなくなる訳です。どの相手に請求するのかが第一の壁です。しかも状況によっては共同不法行為で誰にでも請求可能なのが第二の壁です。逆に誰から請求があるか不安な状態になる訳です。そんな時自分の車を守ってくれるのが「車両保険」です。事故原因把握の為に刑事記録をとれば、最低半年はかかります。そんなに待てませんよねえ。雪道玉突きに巻き込まれたら、まずは自分の車両保険を使って後は保険会社に任せましょう。それが一番心労が少ないですね。