自動車保険人身傷害補償特約の落とし穴。

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自動車保険人身傷害補償特約の落とし穴

 人身傷害補償特約解説人身傷害補償特約が発売されて、何年か経ちました。(2007年1月現在)この特約は結論を先に言うと非常に優れている商品であり、自動車という危険な乗り物を運転する以上・また世の中に自動車が溢れていて年間100万人以上が人身事故に巻き込まれている事実を考えると安心な生活を送る為に欠かせない特約であると思う。

ただ加入の際にいい面ばかり強調されて、実際保険金を受け取る際に「聞いてないよ〜」的な事にならないように、ちゃんと理解する事が重要である。まずは人身傷害補償特約の発売によって何が変わったのか確認し、その後問題点を考えて見ましょう。

PS人身傷害補償特約の加入率は自動車保険契約の70%近くまでいっています。

人身傷害補償特約(以下人傷と省略)のメリット

事故形態 人傷に加入済み
人身傷害補償特約解説
人傷に加入なし
人身傷害補償特約解説
過失割合ある事故 差額分は自分の加入する保険会社から補償を受けられる。 自分の過失分は減額される。50対50の事故で請求額が傷害で500万なら250万が賠償されます。
単独事故 加入する保険会社から治療費・休業損害・慰謝料等の補償を受けられる。 治療費などは自己負担。自損事故保険から定額のお見舞金が下りるだけです。
当て逃げ 加入する保険会社から治療費・休業損害・慰謝料等の補償を受けられる。 一旦自己負担です。政府の運営する政府補償事業に後日請求可能ですが、時間がかかります。しかも過失分は減額されます。
歩行中 加入する保険会社から治療費・休業損害・慰謝料等の補償を受けられる。 自分の加入する保険会社から保険金は下りません。自分の過失分は減額される。50対50の事故で請求額が傷害で500万なら250万が賠償されます。
他の車に乗車中 加入する保険会社から治療費・休業損害・慰謝料等の補償を受けられる。 自分の加入する保険会社から保険金は下りません。

人身傷害補償特約解説以上のとおり、人傷に加入するメリットは非常に大きいです。自分や家族を守るために必ず加入すべき特約だと思います。保険会社にしてもいい商品で・かつ収入保険料もあがるので保険会社にとってもいい商品ですね。

ただ過失減額分が補償されるという説明はすこし注意深く理解する必要があります。正確に説明すると、人身傷害補償特約の算定基準に則って計算された補償額と既受領額の差額が補償されると理解するほうが正しいわけです。人身傷害補償特約解説

少々分かりにくいと思うので簡単な対比表をみながら解説していきます。具体例は以前使用した「大腿骨骨折」をサンプルにします。

対人賠償会社と人身傷害社の違い

項目 金額 対人賠償 人身傷害
治療費 300万円 認定 認定
休業補償 200万円 認定 認定
交通費・雑費 20万円 認定 認定
慰謝料 180万円 認定 人傷基準で120万円
その他 10万円 認定 認定
損害認定額合計 710万円 650万円
過失相殺 20% ▲142万円 ▲0万円
支払額 568万円 82万円

とまあこんな感じになる訳です。人傷のイメージからすると142万円が自分の加入する特約から貰えそうですが、あくまで人傷基準で積算した金額との差が補償される訳です。人身傷害補償特約解説慰謝料が話し合いの場でここまで差が出るのはなかなかないかもしれませんが、話し合いの場が裁判などの公的機関にうつり慰謝料の基準が変わった場合など可能性としては少なくありません。

人身傷害補償特約はあくまで事故にまきこまれた被害者が補償をちゃんと受けられる為に作られた保険であり、より多くの補償を得る事を目的としている訳では無いわけです。また治療費人身傷害補償特約解説も公的保険の使用を優先しており、業務中であれば労働災害保険・治療費は健康保険などの使用を基本的にはしなければなりません。

ただ現状自動車保険の特約の中で、人身傷害補償特約が一番役立つ特約と管理人は思います。


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