車両クラスによる保険料の違い

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型式別料率(車両)クラスによる保険料の違い

型式別料率クラスクラスという言葉はなかなか耳慣れない言葉だと思います。モータースポーツが好きな人であれば排気量のクラスのことかな?なんてイメージが湧くでしょうか?

型式別料率クラスクラスとは「自動車保険の車両保険の料金を決めるのに大きく影響のあるもの」なのです。具体的にはお車のクラスを1~17まで17段階で評価し保険料を決める基礎の数字としています。自動車保険の支払いは全て損害保険料率算出機構に集約されます。日本全国・損害保険全社の支払いデータが機構に集約されます。結果、どの車で支払いが多い(事故が多い)かデータで分かります。よく考えるとすごい仕組みですよね。車の修理をした際に、高額になる傾向が高い車両については予め高い保険料を頂き、保険金支払いに備えとく必要があります。車両クラスが高い=危険な車という理解ではありません。

車の擦り傷も、街の板金ショップで直せば数万ですが、YANA〇〇等のこだわりのディーラーで直すと数十万になる時があります。(塗装の範囲・ぼかし等で金額は高額になりますが、品質はとても高いです。)

料率クラスによる保険料の差

同じ100万円の車両保険を付けたとしても最良の1クラスと最悪の17クラスでは車両保険料は4倍近く差が出てきます。(以前は9段階評価でしたが、2020年1月改定で17段階に詳細化されています。)それ故自動車を選ぶ際に自動車保険料を気にする人は少ないと思いますが、ランニングコストなどを心配しているのであれば、車両クラスが低い車を選べば良い訳ですね。

自動車保険は人によっては年間数十万円払っている人もいますので車両クラスもバカにできない選択方法です。単純に事故が起こりやすい車や盗難率が高い高級車等が17クラスになるわけですが、それ以外にもいろいろ要素があります。

型式別料率クラスについては損害保険料率算出機構クラス検索のホームページで調べることが出来ます。以前は車価表で自動車保険会社の担当者ぐらいしか見ませんでしたが、今は消費者も確認できます。(機構のクラスはあくまで参考なので、実際の損害保険会社が設定するクラスト異なる場合があります)

代表的車の型式別料率クラス(2020年時点)

車両クラス⇒1
軽自動車等の小さめのお車が多いです。このクラスの車両保険料は安価です。

車両クラス⇒8
プリウス・アルファード等日本を代表するセダン・ワゴン・ミニバンタイプの一般車は大抵、8から12の間です。

車両クラス⇒15以上
庶民には手が出ないスペシャルカーが該当します。LEXUSLS・ブガッティ・ポルシェカレラGT・メルセデスベンツSL・BMWX6GT-R等スポーツカーや高級車・外車が中心です。いずれも保険料を気にして乗る車ではありません。