車両2台持ちの人の自動車保険

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車両2台持ちの人の自動車保険

自動車保険は1台につき一つの契約を結ばないといけませんが、車を複数所有している家族は意外と多い。ご主人の通勤用・奥様の買い物用・地域によっては1人1台の家庭も珍しくない。1台の保険料でもヒイヒイいっ てるボブからすれば非常にうらやましい話です。

ただ実際複数台数車を所有している家庭の保険はどうすればいいのでしょうか?10台以上車を所有する法人などについてはフリート契約といって、まとめて契約すれば保険料が大幅に割引されたり・更新 の手間が省けたり・事故防止運動により割引されたり大きなメリットがあります。よくスーパーのバイングパワー(大量購入により仕入価格引き下げ)が注目されますが自動車保険でも同じことが言えるわけです。

車9そんな訳で、自動車保険業界を開拓してきた 東京海上からミニフリートという商品が販売されました。3台から5台をまとめて契約すると一律3%づつ保険料が割り引かれる商品です。継続手続きも年一回で済み、保険料を分割払いにしても手数料はかかりません。けどそれでも3台所有している人も首都圏だとあまりいませんねえ。 そんな訳で各社2台目割引という割引制度を設けています。2台所有する人は非常に多い。そんな時は別々の保険会社に契約 するのではなく、一つの会社にまとめた方が保険料を安く削減できます。

考え方としては、2台の車をそれぞれ保険スクエア等の一括見積もりで保険料を比較検討します。割引制度が各社まちまちなので一番安い組み合わせを考える必要があります。現状2台の複数契約を比較検討できる会社はありません。これは地道に自分で最適な組み合わせを考える必要がありますね。

こんなサービスを提供する会社の出現が期待されますね。 各社のサイトを見て、表にまとめたので参考にしてくださいね。割引なしという会社もありましたが間違えていた場合はメールでご連絡ください。訂正いたします。

複数台割引適用会社別一覧

保険会社名 2台目の割引について
三井ダイレクト セカンドカー割引が適用され、6等級ではなく7等級で契約可能(条件あり)
アクサダイレクト 複数台所有新規割引が適用され、6等級ではなく7等級で契約可能(条件あり)
ソニー損保 セカンドカー割引が適用され、6等級ではなく7等級で契約可能(条件あり)
チューリッヒ セカンドカー割引が適用され、6等級ではなく7等級で契約可能(条件あり)
イーデザイン セカンドカー割引が適用され、6等級ではなく7等級で契約可能(条件あり)
SBI損保 複数所有新規割引が適用され、6等級ではなく7等級で契約可能(条件あり)

通販系自動車保険会社すべてが2台所有の割引制度を設けています。この割引を適用するためには1台目の契約が自家用8車種【自家用普通乗用車・自家用小型乗用車・自家用軽四輪乗用車・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)・自家用小型貨物車・自家用軽四輪貨物車・特種用途自動車(キャンピング車)】で且つ11等級以上である事が条件である事も同じです。

6等級と7等級の割引率の差は事故なしで11%もありますので、1社にまとめて自動車保険を契約するのが王道です。

補償の重複に注意

あとは気を付けないといけないのが補償重複の問題です。聞きなれない言葉ですが、無駄な保険料が発生するので注意が必要です。

例えば両方の保険にファミリーバイク特約付けたとします。通常対人・対物賠償の主保険は無制限で契約しますので、ファミリーバイクも同額が対象になります。2台契約をつけていても1台の契約で補償は完結します。2台目の保険に意味はありません。これを完全重複と言います。完全に無駄な保険料を払っていますので、即座に解約しましょう。

また重複で多いので弁護士費用補償特約です。この特約は記名被保険者(きめいひ)と配偶者・同居の親族・別居の未婚の子が対象です。家に2台自動車があって、2台ともに契約すると2台で保険料を負担しますが、補償される人は同一です。一見完全重複に見えますが、完全重複ではありません。たとえば弁護士費用が500万かかったケースで一方の契約が300万であれば、残りの200万はもう一方の契約から支払われます。弁護士費用で300万を超えるケースは稀ですが実際にあります。後遺障害が残って逸失利益含め数千万円の請求をする際は、普通にかかります。300万超えてきたら先生に費用の相談をすれば相談に乗っていただけるケースもあります。